講演概要
エキシマレーザーは深紫外(DUV)領域の代表的な高出力光源であり、フェムト秒レーザーが世に出る以前から微細加工やアニーリング等で広く産業界で使われています。当社は半導体露光機用のエキシマレーザー光源を製造・販売して今年25年目を迎え、この半導体前工程用の波長193nmの高繰返しArFエキシマレーザーを加工分野へ展開するための技術開発を行っています。今回は固体レーザーとエキシマ増幅器を組合わせたハイブリッドArFエキシマレーザー光源の開発と、この光源を用いたセラミック複合材(Ceramic Matrix Composites, CMC)やPTFE等の難加工材料に対するレーザー加工事例を紹介します。